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0014:透明な箱、透明な鍵 [頤]

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所属:異端審問官
・技術開発部
・研究機関所属

種族:人間

外見の差異:
・両性
・透明ではないが、異様に肌が白い(背景に浮くレベル)
・人間耳、尻尾無し
・足首から下が無いので、義足を装着

詳細:他人に対しては無関心且つ臆病者という、悪意の無差別爆撃状態な子供研究者
産まれた時から奇形によって足首から下が無く、歩行を行うためには義足が必須だったものの通常の義足はただ平べったいだけの重りとしか感じられなかった為、何かと難癖を付けては義足の装着を拒んでいたが、異端審問官は一部の例外を除いてはほぼ絶対に働かなければならない、だからといって他人の書類整理の手伝いだけやっているのは地味で嫌、理想の義肢は何時まで経っても手に入らないし、我侭放題の末に彼が考え付いた最高の策とは自分で自分の使い易い義肢を作ることだった。彼もまた発想が吹っ飛んだ一族の子である。
他人のために何かをするのは損得を考えてしまうが、全てが自分自身のためにになるというのだったら話は別、その上開発費用は下々の人間がへーこら貢いでくれちゃって、作った技術を売れば自分の立場も鰻登り、ゆくゆくは自分が技術開長になれちゃうかも、これには「努力は卑しき民がするもの」と聞かなかった彼も飛びついた。自らを「今世紀最強の雅なお子様」と名乗る割、いやらしいガキである。だがそれでも悔しい事に才能は本物、ちょっと口では言えない臨床実験を経て完成した義肢は完成、彼は見事に理想の義足と技術開発部の椅子を手に入れる事は成功。
しかし、その技術は軽く半世紀は進んだ技術としか言い様無く、これをそのまま世間に出したら世界中大混乱になるということで表ではお蔵入りに、こうして世間様でウハウハ☆作戦は失敗に終わった。その後も自分に絡む努力からポロポロ優秀な技術を開発しているのだが、何分似た様な理由でお蔵入りになる事が多く、ある意味そういった不幸の星に生まれてしまっているとしか思えない。彼の開発した技術を別の一族がこっそり引っ張り出してきて、それにちょちょいと細工をしただけで名声を獲得している辺り、その不憫さに拍車が掛かっているといえよう。
薄幸の天才らしくやたらと偉そうで、どうして自分の言う事が理解出来ないんだ!タイプなので、なれない人間からは疎まれて当然、寧ろ犠牲を物ともしない上、自分と他人との間に圧倒的優劣を付ける性格、誰にも哀れまれなくて当然。基本的に自分が作った技術には手を加えない、手を加えられる事を拒む、職人気質かもしれない。だが単体での人間に興味は無い、あくまで自分を中心にその他の下々の者がいる、という世界観を展開しており、こういった手合いに多い無駄な物欲も特には無い。
必要な物は我侭を言ってでも手に入れるが、必要じゃないなら重い。いらない。当然のことである。

備考:
・「何時まで経っても」とは、一週間。かなりせっかち。
・おぼろげに技術開発長になりたいが、具体的に野心というより、何かをする気でもない
・開発物は大体実用性重視、長持ちするが、外観とか気にしていないので外観は期待不可能
・作ってやった義足に勝手に仕込みをする家族の一人がどうしても気に食わない
・変な語尾は罰ゲームでやらされている。一年と半年前から。
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