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兄姉2弟妹2:空は鷹だけが飛ぶ場所じゃない [頤]

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所属:異端審問官
・技術開発部
・情報管理部

種族:人間

外見の差異:
・両性
・頭に花が咲いていない(アホ毛ならある
・肘や膝の角は小さめ
・人間耳

詳細:奇妙な外見をした双子の片割れ、誰にも知られていない技術開発長
一目見た姿はただの子供だが、二目目でその姿の異常に気が付くだろう、全身から突き出た骨とも角とも付かない異物、部分的にカラカラに乾いて鱗の様になった皮膚。奇形というのは「何処かがおかしい」という定義以外、完全な統一性という物は勿論存在しない、産まれてきた赤ちゃんは体中に穴が開いていて、そこから体の外へ出てはいけないものが出てきていた。「何処かがおかしい」彼が可笑しかったのはその心や穴だらけの姿より、体中から臓器が飛び出し心臓すら零れ出た体で生き延びた事だろうか。何故だろう、誰も解らない、産まれた時から細胞が猛烈に修復をはじめ、穴の空いた脳の部分を補い、穴をカルシウムの塊が突き出て塞ぎ、彼は生き延びた。以来、角だらけの体のまま生き続けている。
しかし、片割れと違って脳を完全に修復できなかったらしく、成長に何か異常があったのか彼の成長はほんの幼少期のまま止まり、正確な実年齢は不明だが大人に近い年齢である筈の今でも子供のままである。子供でも容赦無く働かなければならないのが異端審問官、彼もまたその内の例外ではなかったが、彼は別に脳をやられてしまってはいるが言語を上手く操れないのは声帯の圧迫の所為であって、彼自身の精神に異常を残す事は何一つとして起こってはいない。あっという間に双子で揃って技術開発部門のトップに踊り出て、その存在は誰もが無視出来なくなった。
片割れとは違って彼の才能はあるにはあるが天才という訳では無いが、少なくとも非凡な物では無く、無二の肉親である片割れの思考や発想を理解出来るのもまた彼だけであり、彼もまたその片鱗を持っているのだ。片割れは生命力が強いが者への執着という物が無く、悪意を察知するのが下手だ、ならそれを自分がカバーする事で欠けた部分を補い合おう。我等は元は一人、お前は私、私はお前、二人揃って一人前。その一種の自己愛にも近い一念によって、彼は技術開発長という立場に上り詰めるが、何分あまり喋らない(というより喋れない)為、影が薄く、彼が技術開発長というのを知らない人間の方が多いという有り様。しかし、彼は片割れをカバー出来る権力が欲しかっただけなので、そんなこと大した問題では無い。
基本的に控えめで、無邪気に見えて気難し屋な性格から誤解されがちだが、物事を察する(カバーする)という行為が飛びぬけて得意であって、彼に好意を持っているなら必ず気にかけられないという事は無い。あれば、の話だが。情報管理部での働きぶりもまた片割れと正反対な物で、しかし、その所解析も出来るのだから、実は自分を正反対に見せているのは片割れを立ててのことかと思われる。本人は別に目立たなくて良いのだ、目立って手に入るのは無駄な金と奇異の視線だけ、目立たずに、ひっそりと、裏から全ての物を変えてやればいい。世の中見えてない部分の方が広いのだから。
私は貴方の影でいい、鱗と角の陰

備考:
・アホ毛は毎朝片割れが作ってくれているものらしい
・地味な所でどちらの職務も成果は上場
・というより、一芸タイプの片割れより、多方面に器用なタイプである
・技術開発長という立場は未だに持って居るが、殆ど幽霊



所属:異端審問官
・技術開発部
・情報管理部

種族:人間

外見の差異:
・両性
・特に無し
・人間耳

詳細:奇妙な外見をした双子の片割れ、性格は奇特
一を捨てた人間はそれを代価に他を一を多く得る、此の世の常はそうとはいかないが彼は少なくともそうだったのだろう、喋る事もままならない虚ろな瞳は鉄片を組み立てる事だけには秀でていた。正に白痴の賢者。天才とは恐ろしい、凡人が100で出来上がる物をちょっとした片手間として50で済ませ、さらにはその50で誰もが25の労力でそれを成しえてしまう技術を作ってしまうのだから。彼は正にそうだった、周りがあくせく必死になっている所を横からフラフラやってきて、一目見ただけで全てをコピーして更にやりやすく改造してしまう。技術泥棒、周りからは当然疎まれてもヘラヘラしているだけ。
天才の片手間で作られた多くの技術は一般の医療現場や工場で使用可能な、所謂「良心的な技術」だった為、彼自身の名前は無いが存在は無意識の内に知れ渡っており、実はかなり控えめ且つオブラートに三十枚は包んだ記述だが、教科書に載っている。技術は蔵の中で埃を被せる物ではない、と本人は「どんな物も作ったらとりあえず世の中に出してみればいい」そう、ポジティブに考えているのだが、ほっといても誰かがそれをクラから出そうとする気配も無い、しょうがない自分かやってあげましょう。という風に、実は技術泥棒の動機は良心と親切心からくるもので、だからこそ罵られてもヘラヘラしているられるのだ。
奇形というのは「何処かがおかしい」という定義以外、完全な統一性という物は勿論存在しない、産まれてきた赤ちゃんは体中に穴が開いていて、そこから体の外へ出てはいけないものが出てきていた。「何処かがおかしい」彼が可笑しかったのはその心や穴だらけの姿より、体中から臓器が飛び出し心臓すら零れ出た体で生き延びた事だろうか。何故だろう、誰も解らない、産まれた時から細胞が猛烈に修復をはじめ、穴の空いた脳の部分を補い、穴を穴のまま片割れとは違い皮と肉で塞ぎ、彼は生き延びた。以来、穴の空いた体のまま生き続けている。
他者への観察感は薄く、他人と自分は違って当然、という観点から観察や情報収集には向かないが、瞬間的な情報解析と整理に優れる。情報管理部では主に解析の仕事を一手に引き受け、その精度と完全な統率と整理が出来る上での解析は正に神業。しかし、他人の細かな感情の変化を察するという行為が苦手な為、命令外の仕事を期待するのは無理。必要な事があるのだとするのなら、逐一口で言わなければならない、だがそう無駄ではないだろう、言葉を出し惜しみしても酸素の節約程度にしかならないのだから。自分の死にそうな状態なら自力の判断を出来る当たり、生命力は強い。しぶとい
人間の生き延びる範疇を越えて生き延びた、という点では、彼は最早人間を超越しているのかもしれない。

備考:
・特技は髪弄り、何時も奇抜な髪型にしているのは趣味
・全く似ていない双子の片割れとは兄弟愛は元より、同士愛の様な物を抱く
・抜群の生命力を誇り、人間の範疇で、とはいえ怪我の回復が早い
・作った物を自分で験してみる、というマゾな事も
・横取り専門だが、改造をして使いやすくした技術には誇りを持っており、案外科学者としては筋が通っている
タグ:影双子
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