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貫の頤:自分っっっっ、オン・ステェェェェェェェェェェーーーーーーーーーーーーーージッッッ!!!!! [あぎと]

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種族:竜人

外見の差異:
・両性
身を軽くすることに特化しているが、全体的に骨は太く、代わりに上羽の厚さは薄く下羽もまた小さく纏まっている。飛翔より跳躍に特化、体重は見掛けよりは軽い。
細かな動きをする尾は枝に巻きつける事も可能で、中々の長さを持ち、衝撃から防護する理由で皮膚が柔らかく弾力がある。伸縮時の断裂を防ぐ為、鱗と鱗の隔離は大きめ。
羽先に付いている小さな指、これの力が無意味に高い。指で握るというよりは立派な握力と化しており、これもまた彼が木上で生活するのに一役買っている。
親指から突き出る爪は硬度を持ちながら柔らかく、折れ難い。

竜形体:猫竜
羽が両腕と同化しており、飛行に必要な皮膜等は退化しているが引き換えに四脚歩行のための骨格を持ち、しなやかな身のこなしが可能。原型と同じく体重は軽く、前脚を軸に、高速で旋回といった動作も可能。
目の上に副角の名残かと思われる軟骨が突き出て、鱗が変化したと思われる剛毛が全身に巡ったシルエットは猫科の猛獣を思わせるが、強靭に発達した顎を有した頭部は、遥か昔に存在した肉食恐竜に似通った点を多く持つ。
喉の下に(全長から考えれば)小さな袋が生えているが、これは体外に露出した声帯の一部で、これを大きく膨らませて鳴らすことでショック死レベルの轟音を鳴らす。
飛行の際には大きく助走を付ける必要がある。

人形体:
非常に肉付きが良く、全体のバランスから考えると微妙に下半身部分がむちむちしており、ふとましい。(実際は太っている訳では無いが)
日に良く焼けた肌は健康的だが、人形体で付いた隈や痣が消え難い体質(回復能力が低い訳では無いのに)で、一度付けたキスマークが何日も消えていなかったりする時がある。

詳細:享楽を愛する
砂漠とは完璧な生態系の姿、彼が好んで登る木は熱砂に煽られて倒れない様、枝ぶりこそはそう立派ではないが、隣に生えた木と手を繋ぐ様にして枝と枝を絡ませ強い。そんなことなんてどうでもいい彼にとっては、これは格好のハンモックだ。
毎日何をしても良い、彼らに与えられたルールは子供にはまるで夢の様な話で、まあ、人の迷惑になるような事は控えた方が良いのだろうが。彼もまたそれに忠実に従うと、知らない内に木に登るのは好きになっていた。
木の上は良い、何の木でも(あの水辺から離れた所に生えてるやたらと棘だらけのは別)心から楽しいと実感できる場所で、特に深い枝葉の間に隠された空間なんて見つけると嬉しい、自分で作るのも良いが自然に出来た物だから良い。
他の家族も木に登ってくることはあるが、自分と同じ場所にやって来たことはない、こんなに良い物だというのに、どうして誰もそれが解らないのだろうか? 今日も皆で木に登って遊んだが、誰も此処へは来ない。
また次の日もするする木の上のお気に入りの場所に登って、誰かがやって来るのをジッと待つ、今日こそは誰か解ってくれるだろう。しかし、待てども待てども誰かがやってくることはない。飽きて降りる、また登った時に誰かが居た様子は無い。
ある日、子供を沢山連れた旅人をきょうだいの一人が連れてきて、彼らは暫くの間この場所に滞在することになった。彼らの中から木の上の良さを理解してくれる誰かはいるだろうか。ここぞとばかりに遊んで、何時もの時間になったらまた木に登る、あ、鱗雲だ。
二日が経過して、まだ旅人達は滞在するらしいが誰もやって来る気配は無い……かりかり、木の根元付近から小さく弱いものが幹を引っ掻く、そんな音がして目を向ける。子供、それもとても小さな。小さな眼が自分の眼とかち会う。
どうしたの? 小さな頭が限界まで上を向いて、羽の無い背中が上下する。木の登り方知らないの。小さな手には立派な竜人の骨が突き出ているが、方法を知らない手は虚しく幹を引っ掻くだけで、砂に殴られすぎた皮は傷一つ負ってはいない。
登りたがる小さな子の下へ降り立つ、そして木の登り方を教える。日が暮れる頃には1/4位は登れるようになって、明日は半分だ、と笑いあった。
この調子なら近くあの場所へのあの子達は来る、自分が一人で雲を見る毎日は終わる。なんて楽しみなんだろうか。
ああ、そうだ、そういえば。
自分はお気に入りの場所のことを誰にも話していなかった。
恥ずかしすぎてとても誰にもいえないが。

備考:
・旅立ってからはやたらと薀蓄を垂れるようになる
・カッコマンなので子供にはやたらと好かれる
・尻尾の動き(物に巻きつく)を「猿」と言われると怒る
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